健診を上手に利用しよう

あいち診療所 野並
院長 野村 秀樹

新年度になり職場や学校で健診を受けた方、或いはそろそろ健診を受けてみようかと思っている方もおみえかと思います。今回は健診の目的や、どの様に利用するのかをお話したいと思います。尚、一般的には「健診」は健康状態を確認するために特定健診のように身長・体重、肝臓・腎臓等の機能を広く調べるものを指し、「検診」は肺がん検診のように特定の病気を調べるものを指しますが、ここではまとめて「健診」と書くこととします。

健診の目的

健診の目的はもちろん「病気を早期発見・早期治療して健康寿命を延ばすこと」にあります。では、実際に健診でどのくらい健康寿命が延びるのか?は実はあまりはっきりしていません。あるとしても比較的小さいのではないか?とも言われています。但し、40歳代くらいから生活習慣病など様々な病気が増加することから、40歳代以降は年に一回程度負担の少ない範囲で健診を受けても良いと思います。尚、一部のがん検診(大腸がん、子宮頸がん、乳がん)については死亡率を減らすかなり確実な根拠があるとされています。

健診の判定基準

健診は病気の見落としをできるだけ避けることが重視されるため判定基準が厳し目です。皆さんの中には同じ検査の似たような数値が病院では正常範囲と言われて、健診では異常値と判断された経験がある方がいるかもしれません。またがん検診で要精査でも癌の可能性が高いと言っているわけではありません。胸部レントゲン写真による肺がん検診で要精査となり二次検査を受けた8万人弱の内、実際に癌があったのは2600名程度(H27年度)ですから、異常値だったから、要精査だったから重大な病気の可能性が高いと言うわけではないので心配しすぎないことが大切です。

できるところから少しずつ

高血圧や糖尿病など生活習慣病について指摘された場合は、指示に従って受診することも大切ですが、自分の食事・運動習慣・嗜好等の生活習慣を見直して、できるところから少しずつ改善してゆくことが大切です。自分の努力で健診結果が良くなったことを見るのは嬉しいものです。尚、各検査項目の基準値・意義は人間ドック学会のホームページに載っているので興味のある方は覗いてみてください。※左記をご参照ください。

あいち診療所野並では、名古屋市の健康診査・がん検診(一部対応できないものがあります)に対応しています。よろしければご相談ください。

人間ドック学会のQR コードはこちら

人間ドック学会のHP はこちら
https://www.ningen-dock.jp/public/method

私が大切にしていること

居宅介護支援事業所
保健師 介護支援専門員 𠮷川 志津香

保健師 介護支援専門員 𠮷川 志津香

私が仕事をする上で大切にしている事は、「相手の方に対して夢を持つように努力する」ということです。

この言葉は、亡くなった看護師長の藤村さんから教えてもらいました。私はケアマネ職として、利用者さんのケアプランを立てるという仕事をしています。初めてお会いした方に対して、この方がこんなふうに暮らせるといい、こんな楽しみが持てるといい、こんなふうだと幸せかな、など誠に勝手な「こんなふうになる」という夢を考えます。

この夢は、その方がどんな歴史を歩んでこられたか、何を大事にされてきたか、など、ご夫婦、ご家族様とのやり取りやお話を伺うことで、だんだんと掘り下がり具体的な形が膨らんできます。相手の方に「こんなふうになるといいと思うんですけど」とお聞きすると、「全然よくない」とか「まあ、近いけど38点」とかいろいろ返事を頂けます。このやり取りをさせていただくことが自分の仕事の出発点と考えて、これからも大切にしようと思います。

通所リハビリテーション
介護福祉士 奥西 明人

介護福祉士 奥西 明人

今日も元気に、おはようございます!こんにちは!

小さい頃両親や祖父母、学校の先生などに、しっかりあいさつをするよう教わったものです。人と関わるうえで不可欠なものであり、コミュニケーションの入り口にあるのが「あいさつ」です。

「あいさつ」というものには、不思議な力がある気がしますね。普段あまり意識せずに行われているかもしれませんが、その一言で元気を分けてもらったり、心がモヤモヤしていたり沈んでいる時でも、少し気持ちが楽になる気がします。笑顔であいさつしてもらうと、思わず笑顔になったりもします。

また、「あいさつする」ということは、ただ声をかけるというだけでなく、相手の存在を認めて受け入れているということの表れでもあります。

利用者様や患者様、ご近所さんや職場の同僚など人間関係は様々ですが、『あなたは大切な人ですよ』『仲間ですよ』と伝えられる力が「あいさつ」にはあると思います。

「あいさつ」を通して、人と人とのつながりが強い地域社会が築かれれば良いと思います。

皆さんも、この顔を見かけましたら、気さくに声をかけてくださいね!

あいち診療所野並
医療事務 近藤 正江

医療事務 近藤 正江

私は診療所で事務の仕事をしています。

おもな業務は、レセプト等の請求業務・新規在宅患者さんの契約・勤務表の作成など事務スタッフの管理業務をしています。

働く中で大切にしていることが『二つ』あり、他の事務スタッフとも共有しています。

一つ目は、なるべく「平常心でいること」です。常に平常心でいることは難しいですが、できるだけ落ちついた対応ができるよう心がけています。

二つ目は、「相手の気持ち・思いに寄り添う」ことです。受付の仕事は、診察はできませんし、看護もできません。ただ、患者さんに一番近い存在として、来院される患者さんに寄り添い、どんな思いで通院されているかを感じることはできます。

はじめて診療所に来院される際には不安があり緊張もされていると思います。どんな診療所かな?先生は優しいかな?注射は痛くないかな?など、不安が一つでも減るように、患者さんの気持ちに寄り添い、その思いを医師や看護師につなげられる存在でありたいと思います。

憩いの学校

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