介護保険制度

二〇二一年四月に介護保険制度の改正が行われます。介護保険制度は二〇〇〇年(平成 年)に創設され、3年ごとに見直しが行われ今回は創設から7回目の見直しとなります。
今回の改正では、大きな抜本的な改正はありませんが、地域包括支援センターの役割強化など、地域がテーマとなっています。

今回の介護保険改正のポイント

*介護予防・地域づくりの推進 
*地域包括ケアシステムの推進 
*介護現場の革新 
*補足給付の見直し 
*高額介護サービス費の見直し

そもそも介護保険て何?とわからない方もいらっしゃるかと思うので簡単にまとめてみました!

介護保険制度は、加齢によって心身機能が低下したり、疾病や怪我によって要介護状態になったりした高齢者に、できることに応じて自立した日常生活を送ってもらうことを目的とした法律で、介護が必要な人やその家族の介護費用の一部を給付する制度です。

市区町村による調査で介護が必要と判断された人には「要介護」または「要支援」の認定が下り、介護保険サービスの利用対象となります。

介護保険サービス利用料の一部は介護保険料と公費でまかなわれるため、利用者は所得に応じて1割〜3割という少ない負担でサービスが利用可能なのです。

介護保険は、年齢によって「第一号被保険者」「第二号被保険者」の二種類に区分され、「第一号被保険者」に該当するのは  歳以上のすべての人、「第二号被保険者」は、 歳から 歳までの人で要介護の原因が、国が定める「特定疾病」であることが条件となります。

要介護認定から介護保険サービス利用までの手順は、まず市区町村の窓口で要介護認定の申請をします。その後、認定調査・審査・判定が行われ要介護区分が決定し、要介護1〜5・要支援1・2の方が介護保険サービスを受けられるようになります。

介護度によって受けられるサービスが変わってきますので、ケアマネージャーが現状把握して適切なケアプランを作成します。

介護サービスは、
・居宅サービス
・地域密着型サービス
・施設サービス
の3つに大別に分類されます。

ご自分の状況にどんなサービスが適切なのか不明・不安なこともあるかもしれませんが、当法人にも「のなみ居宅介護支援事業所」にケアマネージャーがおりますので、お気軽にご相談ください。

文責 畑(雪)

2020 年度 新人紹介

言語聴覚士 川端 唯

昨年4 月より、あいち診療所野並通所リハビリテーション、外来にて勤務させていただいております、言語聴覚士の川端唯と申します。

高齢者の方から、2 歳のお子様まで幅広い方々と関わらせていただき、毎日楽しく様々なことを学ばせて頂きながら働いています。

「できた!」ではなく普段の生活の中で当たり前に「できる」ことを増やしていけるようなリハビリができるように心がけております。

そして利用者様・患者様が楽しく笑顔で取り組めるような内容を日々考えております。まだまだ未熟者ではございますが、少しでも地域参加への手助けができるように精一杯頑張っていきます。これからもよろしくお願い致します。

訪問看護ステーション 看護師 上田代恵子

昨年10 月から、ご縁をいただき、パートタイマーではありますが、皆様に混じって勤務できることに感謝の日々を過ごしています。

年齢に関わらずそれなりの目標を持って、生き生きと明るくリズミカルに身体と頭を動かしていれば、何とかなる、と自分を励ましているところです。

そのためには、毎日の生活の中で「3K」を意識しています。一つ目は「感謝」です。すべての出来事、生きていること、生かされていることに感謝感謝。二つ目は「関心」で、五感を通して身体や脳を刺激するものに興味をもって、眺める、触ってみる、やってみる、わくわくしてみると元気が出て来ます。最後は「感動」です。例えば風の音や光の柔らかさや強さも身体全体でただただ受け止めて、道ばたの小さな花にも美しいと感じてみるとジワーッと幸せな気持ちになります。

飛驒の千光寺の麓に生を受け、身近にお寺があった環境だったこともあって、お寺参りは趣味の一つです。今は知多新四国巡礼にこつこつ、ボチボチと足を運ばせてもらって日々を振り返り、リセットしています。少しでも皆様のお役に立てるよう、努力して参りますので今後ともよろしくお願い申し上げます。

イベント紹介

通所リハビリ節分

憩いの学校

管理栄養士よりお便り

体 内 時 計

体内時計が大きくズレルと、食欲や睡眠、身体や精神の調子が崩れやすくなります。「朝の光」と「朝食」の2つを揃えて、毎日リセット調整することが大切です。

高齢者は光同調能力が低下(若齢者の1/10)するため、意識してしっかり朝の光を浴びましょう。朝、食欲が出ない方は汁物から食べましょう。

汁物のうま味が胃に伝わり唾液や胃液を分泌し、体が食べる準備を始めます。

また、朝食にたんぱく質を多めに摂ると筋肉が作られてフレイル予防も期待できますよ。

広報部より

だんだんと暖かい日も増えてきて「春」を感じることも多くなってきました。

今年こそお花見を!と楽しみにしていた方もおみえだったかもしれません。が残念ではありますが、新型コロナウイルスの感染が今も続いています。今一度、一人一人が感染対策を心掛けて再拡大を防いでいきましょう。

それにはやはり手洗い・うがいです。感染予防となる手洗いにかける時間の目安は30秒。我が家では「かえるのうた」を2回歌って行うことで、子供も楽しんで手洗いしています。

楽しみながら感染予防対策を!その積み重ねの先にはまた穏やかな日々が待っています。