社会人に学ぶ会 理学療法士という職業について

開催日:令和6年1月22日
場所:愛知県日進市内公立中学校
テーマ:社会人に学ぶ会~理学療法士という職業について~
講師:理学療法士 長﨑泰生

R6.1/22()に、地域の中学校の授業の一環で中学1年生を対象にした「社会人に学ぶ会」の講演の依頼があり、講師として理学療法士の長﨑がお話しをさせていただきました。

社会人に学ぶ会とは、社会で働いている人に講師として来校してもらい、仕事内容やその仕事を選んだ理由、中学生の頃の夢などの話を聞くことで、働くことのイメージをより具体的に持ってもらうことや自分だったらどう働きたいかを考えるきっかけを作るというものです。

理学療法士という資格を初めて知る生徒もおり、理学療法士についての説明から始まり「どこで働いているのか」、「どういうことをしているのか」、また、病院やクリニックだけでなく、訪問看護・訪問リハビリでの、理学療法士としての役割を実際の経験談を交えてお話しをしました。

改めて理学療法士とは、国家資格を持つ職業です。理学療法とは、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した状態にある人に対して運動機能の維持・改善を目的に運動・温熱などの物理的手段を用いて行われます。これを通して日常生活動作(ADL)の改善を図り、最終的には生活の質(QOL)の向上を図ります。病気、けが、高齢など何らかの原因で寝返る、起き上がる、座る、立ち上がる、歩くなどの動作が不自由になることで、ひとりでトイレに行けなくなる、着替えができなくなる、食事が摂れなくなる、外出ができなくなるなどの不便が生じます。それに対し、理学療法士が、評価や計画を経て、患者様・利用者様の「もっと○○がしたい」「もっと○○が出来るようになりたい」という希望のもと、生活の質の向上、住み慣れた地域や自宅で過ごしていただけるお手伝いをさせていただきます。

学生の皆さんは、真剣に聞いてくださり、質疑応答では、「仕事の喜びや苦労」や「仕事をするうえで心がけていること」、「理学療法士に向いている人」など多くの質問がありました。理学療法士という職業を知ってもらえる貴重な経験をさせていただきました。今回の話を機に理学療法士、リハビリテーション分野に興味を持つことができ、将来、人の役に立ちたいと思う方が一人でも増えると嬉しいと思います。

当法人では、のなみ訪問看護ステーション、あいち診療所野並通所リハビリテーションにて、理学療法士が在籍しております。身体が動かしにくい、手や足の力が入りにくくなってきた等、気になることがありましたら、当法人または、ケアマネジャーにお気軽にご相談ください。

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