幸せの黄色い旗?

あいち診療会旗 昨年の暮れから診療所の屋上に黄色い旗が揚がっていることにお気づきでしょうか。
 高倉健の幸福の黄色いハンカチが印象に残っていて、その黄色いハンカチのまねをして黄色い旗を立ててみました。最近テレビ放送もされたようですがご覧になりましたか。

 

 病院の良さは検査設備が整っていること、複数の医師がいてその医師が一緒に考えれば 文殊の知恵につながること、看護師や検査技師などのマンパワーが豊富なことかと思います。しかし多くの人間が集まる組織になるといろいろな不自由も生じてきます。

 

 私は常々顔が見える人間関係こそが診療所の強みだと言ってきました。いつ行っても同じ人が迎えてくれる安心感が診療所の売りだと思っています。最近組織が少しづつ大きくなり小回りが利きにくいと感じてきました。(私の体と一緒?)自宅で開業していれば具合が悪ければいつでも診察することが可能ですが、組織として分業体制が出来上がってしまうと、外来診療を行うには最低3人が必要であり、外来を夜遅くまですることも困難になりました。「先生診てもらえる?」「いいよ、どうしたの」というプレハブ時代の気軽さが失われてしまいました。

 

 いつでも診察を受けられる安心感には及びませんが、医者がいれば診察を受けられると言う安心感が提供できればと思います。

 時間外診療

 普段多くのスタッフに支えられて仕事をしている医師が、事務職員や看護師がいなくてどこまでできるか、わかりませんが出来ることだけはして差し上げたいと思います。
 休日診療所の診療よりはましなことができるのかなと思います。

 

 私がいるか居ないかを屋上に黄色い旗を揚げることで知っていただこうと考えました。しかし上げ下げが大変なことがわかり少し修正しました。
 夜間は旗が照明されていれば医師がいます。
 昼間は(外来時間以外です。)ブルーの回転灯を回します。体調が悪くて困った時には、旗が明るいか、回転灯が回っているかどうかみてください。